大手電力

カーボンニュートラルが最大のテーマ

大手電力会社が抱えている最大のテーマはカーボンニュートラルへの取組みです。昨年10月に発表されたエネルギー基本計画では、2030年には温室効果ガスを▲46%削減することが明記されてます。

この目標は政治的に決定された、非常に高いハードルで、どうやって実現するか、が業界最大の課題となっているわけです。

原子力発電の稼働

温室効果ガスの排出量を減らすために、原子力発電所の稼働増が最も重要になります。事情は各電力会社ごとにそれぞれ異なりますが、原子力規制の一部緩和により、原子力発電所の稼働期間をより長期化することが、業界の悲願となっています。現在の規制では原子力発電を60年以上、稼働させることはできません。この期間を延長するために法改正を実現しようとしているのです。

火力発電はどうなるのか?

またカーボンニュートラルの掛け声のもと、石炭・ガスなどの火力発電所は稼働減、さらには停止する方向にあります。しかし再エネルギーによる十分な電源が確保されていない状況で、このように火力発電所の停廃止を進めてしまうと、電力不足がおきてしまいます。現実に国内外で電力不足による価格高騰が進んでおり、電力供給確保が大きな課題になっています。供給力を確保しつつ、脱炭素を実現することが、電力会社の今後の課題となります。

送配電分離の行方

2020年度より電気事業法改正により、大手電力各社は送配電部門を別会社としています。これはすべての市場参加者(新電力を含みます)が、公平に電力ネットワークを利用できるように、新たに導入された制度です。現在、全ての大手電力会社は送配電会社を完全子会社として傘下に位置付けています。今後、大手電力会社の送配電会社への支配力を継続できるかどうか、が中長期的に問題になります。

いかがでしたでしょうか? ここではごく一部をご紹介しましたが、電力会社を取り巻く環境は大きく変化しています。

インターン、人事・役員面接に向け、このような変化を予備知識としておけば、内定・内々定に大きく近づくと思いませんか?

エネルギー・リサーチ・アンド・テクノロジーは大手電力の業界事情等について、詳しく解説し、インターン・面接時の質問案などを近日中にご用意する予定です。ご期待ください。