電力 2024年度採用は好機

電力業界の2024年度採用

2022年度は電力にとって稀にみる厳しい1年になってます。ロシアのウクライナ侵攻による燃料費の高騰により、多くの電力会社が電気料金の値上げ申請を行っています(12月末現在、東北、北陸、中国、四国、沖縄電力は値上げ申請済み)。また4社(中部、関西、中国、九州)によるカルテル問題が顕在化し、総額1,000億円の課徴金が課される見通しです。

値上げの実施は2023年度以降となることが確実で、このため2022年度決算は非常に厳しい数値となることが避けられない見通しです。

これはオイルショック以来の厳しい経営環境で、東日本大震災以上のインパクトがあるといわれています。

このため、電力業界の先行きに不安を感じる学生や社会人には、就職先として電力業界を敬遠する動きがあるといわれています。

決算への影響は一過性

学生はこのような機会を積極的にとらえるべきです。電気料金の値上げは少なくとも7社(上記5社に加えて北海道、東京)が申請する見通しです。経産省は値上げを容認する見通しで、これが実現すれば、経営環境は大きく改善します。またカルテル課徴金は巨額ですが、すでに対象会社は2022年度の特別損失計上をほぼ固めており、影響は一過性にとどまるでしょう。つまり電力会社の決算は2023年度以降、大きく改善する可能性があるのです。

2024年度入社社員はライバルが減少

学生や社会人が電力会社への就職を回避する結果、2024年度新規・中途採用者は比較的緩き門となる可能性があります。同期入社は質・量ともに低下すると予想されます。電力会社での職務は長い長距離レースです。ライバルが少ないことは中長期的に大きなアドバンテージになるでしょう。このような年には「逆張り」を行うのが賢明な選択です。この時期の電力への就職はむしろ正しい選択といえるのです。

私たちは2024年度の就活支援のための特設サイトをご用意しました。ライバルに差をつけるために、ぜひご覧ください。

就活支援2024

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