S+3E

2025年の電力業界志望の学生に必須のキーワードがいくつかあります。これからそのキーワードを順次、ご紹介します。

就職面接の際には、さりげなく、このワードを使いましょう。

Sとは安全性(Safety)、3Eとはエネルギーセキュリティ(Energy Security)、経済性(Economy)、環境性(Environment)です

安全性は特に原子力を中心に、業界全体に必要不可欠な概念です。東日本大震災以降、特に安全最優先の考え方が定着してます。したがって、まず安全を重視する姿勢を強調する観点から「S(Security)」が初めに位置付けられているのです。

さて3Eです。それぞれの重みは時代とともに変わるのですが、菅政権が「脱炭素宣言」を行った当時は、環境性(Environment)が重視されました。

しかしロシアのウクライナ侵略、パレスチナ問題と、化石燃料価格の上昇に伴い、エネルギーセキュリティ(Energy Security)、経済性(Economy)の重要性が、上昇しているのです。

業界はあらためてこれら3Eの価値のバランスを再認識してます。人事が学生に求めるものも、一次的な流行に左右されるのでなく、長期的な視野に基づいて、バランスのとれた物の見方ができるのか、という点にあります。

 

以下の質問・回答例を面接者に対して、さりげなく使いましょう。

 

質問例

電力業界にとって3Eのバランスが大きく変わっているように感じています。御社の価値は3Eのうち、エネルギーセキュリティ、経済性、環境性のうち、どの点を重視されているのでしょうか?

 

回答例(あなたの考えは?と問われた場合)

国際情勢の緊張化により、エネルギーセキュリティ、電気料金の安定などの経済性が重視されるに至っています。同時に環境価値の重要性も忘れてはなりません。このため、原子力発電の再稼働等を進めることが必要と考えてます。

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